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澤口先生の「子どもの脳をいかに育むか」に行ってきました~!

英語子育て日記(4歳代)

1月15日(日)にワークピア磐田で行われた脳科学者澤口先生の教育講演会に行ってきました!(友人が応募して抽選に当たったので誘ってくれたんです)

 

澤口先生と言えば「ホンマでっか!?TV」などに出演されていて、番組で拝見する限りでは「いかにも研究者って感じのちょっぴり変わった方」(すみません!)という印象でしたが、講演会のタイトルが「子どもの脳をいかに育むか」~脳の発達からの考察と提言~というとっても興味深いもの。

 

さらに対象は保育園・幼稚園・小学校に通う子どもの保護者ということで、まさに今の自分にドンピシャでしたので、とっても楽しみにして行きました。

 

講演時間は1時間半弱でしたが、あっと言う間に終わってしまったように感じました。

 

「なるほど!」と思うお話も多くこれからの子育てに役立てられることは役立てていきたいと思ったので、ノートにとった内容を私の感想も交えながらここに忘備録として残しておこうと思います。

 

まず、脳とか頭の良さというとIQ(アイ・キュー)という言葉がすぐに思い浮かぶ方も多いと思います。

ですが、IQ以外にHQ(エイチ・キュー:Humanity Quotient)というものがあり、それが低いと社会に出てから本当の意味で成功することは難しいという研究があるそうです。

このHQは日本語で「人間性知能」と言い「夢をかなえる能力」とも言い換えられるそうです。

一言でいうと、HQとは「目的・夢に向かって、社会の中で協調的に生きるための能力」とのこと。

(子どもが成長して社会に出てからとーっても大切な能力になりますよね。息子のHQもしっかり伸ばしてあげたい!)

 

で、このHQ。勉強が出来てもHQが高いとは限らない。ただし!「HQが高い人は勉強もできる」とのこと。

そのため、HQが高い人ほど出世することが分かってきたそうです。

 

(なるほど~。これも分かる気がします。だって、頭は良いけど偏屈で人との関わりが下手な人って社会に上手く適合しにくいですもんね。いくら日本も能力主義になってきていると言え、周りとの協調性がなければ、それが出世の妨げになることもあり得るでしょう。)

 

分かりやすい例でいうと、HQはサッカーの「監督」にあたるそうです。

そして、その他の知能(計算力だったり、言語能力だったり)はサッカーの「選手」になります。

ですので、いくら「選手」が良くても(IQが高くても)「監督」が悪ければ(HQが低いと)チームは活躍できない(社会で成功できない)そうです。

ですが、逆の場合、「監督(HQ)」が良ければ「選手(IQ)」も上手く機能して、チーム(仕事)は勝てるとのこと。

(なるほど、分かりやすい!)

 

ちなみに、このHQは前頭連合野にある知能になり、その働き(能力)には「未来志向的行動」があります。

詳しくいうと「好奇心・探究心」、「やる気・集中力」、「主体性・独創性」という能力などになるそうです。

そして、さらに「社会関係力(高度な協調性・高度な言語(説得や交渉など)」も加わるとのこと。

 

(文章で書くとちょっと分かりにくいですかね。すみません・・・。講演会ではパワーポイントで図を見せてくれたので分りやすかったです。)

 

・・・と、ここまでが(ざっくりですが)前半のお話でした。詳しくは澤口先生の著書「夢をかなえる脳」や「やる気脳」を育てるに書かれているそうです。

(早速、私も読んでみようと思っています!)

 

そして後半は「HQを発達させるには」というお話でした。

HQは1日10分ほどの適切な訓練をすることによってグン!と伸び、そして子どものうちに伸びたHQはその後大人になってもほとんど落ちないとのことでした。

では、たった1日10分というその適切な訓練とはなんぞや?と思ったのですが、脳力道場という澤口先生監修のソフトのお話でした。

 

(宣伝?!と思ったのですが、澤口先生のブログを拝見すると売れても先生には全く対価が入ってこないそうで、純粋にいいトレーニングなんです!と伝えたかったのでしょう。ある意味、研究結果の集大成ですもんね。言いたくなるよね。)

 

そして、身近な方法としては「ピアノ」「将棋」がHQを伸ばすためにいいという研究結果があるそうです。

他にも、日々の生活の中でポイントがあり・・・

■テレビゲームは1時間未満にする
■友人と公園で遊ぶ(一人遊びや兄弟では効果なし)
■祖母と過ごす
■危険な遊びを体験させる
■1日7時間は寝る
■寝る時には好きな香りがあるといい(テスト前はシナモンの香りがおすすめ)
■「ほめる」と「しかる」を5対1くらいにする(最近の子育てには褒めて育てるという傾向があるが、褒めるだけではダメ)

などがHQを伸ばすためにプラスに作用するとのことでした。

 

<感想>
やっぱりただお勉強や英語だけできてもしょうがないので、社会の中で楽しく伸び伸びと幸せに生きていくためにも、HQは不可欠かなぁと思いました。

脳が急激に発達すると言われている5歳頃はまさに息子の今年(6月で5歳になります)なので、せっかく聞いたお話ですし、上のポイントに気をつけて生活してみようかと思いました。

あと、さっきも書きましたが澤口先生も著書も読んでみようと思っています。

それから、息子には将棋をやらせてみたいなとも思いました。

たぶん息子の性格的にはまりそうだからです。私はチェスなら出来るんだけど、チェスでの効果は実証されていないみたいなので、残念です!どなたかチェスの効果も研究してくれないかしら?

最後に「へ~!」と思ったお話も書いておきます。

欧米式IQテスト(一般知能gFを測るテスト)というのがあるそうですが、グーグル社の入社試験(倍率2000倍!)ではこの一般知能gFが高い人を入れているそうです。

(さすがはグローバルに成功している企業。ただお勉強ができるってだけじゃダメって分かっているんですね~。)