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TOEIC公式問題集「新形式問題対応編」がいよいよ発売ですね!

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去年の11月にTOEICテストの形式が2016年の5月29日(日)に変更されると発表されてから、おそらく出るだろうとささやかれていたTOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編がとうとう2月18日から発売ですね。

売り切れになると嫌だし、発売されたらすぐほしいので私は発売前からアマゾンで予約注文しちゃいました(≧∇≦)


【追記:2月20日】届きました~♪

TOEICテストを受けるつもりの方にとってはもちろん、自分も含めTOEICを教える立場にとっても待ちに待った公式問題集の発売だと思います。

TOEICテストの形式変更は10年ぶりになるんですよ~!

そっか、前回からはもう10年なんですね。 Time sure flies!

 

ところで、今回のテスト形式変更で具体的にどうなるのかはTOEICテストを受ける必要のある多くの方が関心のあることと思います。

内容は(財)国際ビジネスコミュニケーション協会の公式サイトで見ることができますが、TOEICテスト講師でもある私なりに解説してみたいと思います。

 

まず、全体の問題数(リスニング100問、リーディング100問)や時間(およそ2時間)に変更はありません。

ですが!リスニングパートでは、Part1(写真描写)とPart2(応答問題)の問題数が減り、その分Part3(会話問題)の問題数が増えます。

リーディングパートでは、Part5(短文穴埋め)の問題が減り、Part6(長文穴埋め)とPart7(長文読解)の問題が増えます。

Examples of New Item Types.png
出典:出題形式の変更点

 

そして、大きな変更とも言える点はETS(TOEICテストを作っているアメリカの教育機関)が打ち出した「よりAuthentic(実際的)なコミュニケーション」というTOEICテストの新テーマになります。

 

よりAuthenticって??

 

そもそもAuthenticには「本物の、実際の、自然な」という意味があるとおり、いわゆる試験英語ではなく、実生活で使われている英語により近いもの問題の素材として採用するということらしいです。

 

例えば、現行のTOEICテストには無く、でも現実の世界ではありうるものが入ってきます。

 

リスニング・パートで言えば

1.言いよどみ
2.短縮形と文の一部
3.3名での会話
4.図を見ながら答える

などですね。

 

ひとつずつもう少し詳しくみていきましょう。

1.言いよどみ

現行のTOEICテストでは、Part4の留守番電話のメッセージなどでも話し手が一度もつっかえることなくスラスラと話しているものしかありませんでした。

ですが、話している途中に「ええっと」「うーんと」のような言葉が入ることはごく自然なことですよね。

これが新しいTOEICテストでは出るということです。

なんだ、それだけ?と思われるかもしれませんが、これが以外と自然な会話を聞き慣れていない場合は苦戦するかもしれません。

2.短縮形と文の一部

現行では、want to が wanna と発音されていることはありましたが、こういった短く発音するものがもっと使われるようになるそうです。

例えば、アメリカ英語の日常会話ではよく使われている

 

going to ⇒ gonna
have to ⇒ gotta

などがそうですね。

 

 

I’m going to go there.(アイム・ゴーイング・トゥ・ゴゥ・ゼア)が
I’m gonna go there. (アイム・ガナ・ゴゥ・ゼア)と発音されます。

この短縮の発音を知らないと、「??」となるのではないでしょうか。

 

また、文の一部(Fragments)というのは、現行のTOEICテストのように完全な文章で言うとは限らないということです。

例えば、相手に許可を求めるときに使うMay I ~?という表現がありますが、何かを使いたかったら May I use this? と言うのが完全な文章ですが、実生活では May I?(いい?)だけでも使われています。

このような文の一部も素材として出るということです。

こちらも自然な会話文に慣れていないと意味が取りにくいかもしれませんね。

 

3.3名での会話

現行のTOEICテストのPart3では、2名の会話問題でしたが、これが3名の会話問題が加わります。

もちろん2名の会話問題も残りますのでご安心を。

ただ、少し嫌な感じがするのは、2名の会話では2回ずつ発話したら会話が終わりだったのですが(男性の発話⇒女性の発話⇒男性の発話⇒女性の発話で終了、が定番)だったのが、固定ではなくなります。

短い発話が3名でポンポンと交わされ、男性1が3回発話、男性2は2回発話、女性は1回の発話、などランダムになるようなのです。

これも、いつ会話が終わるのか分からないとどこに集中して聞いていいか分からずに
重要な言葉を聞き逃してしまう恐れがあります。

ますます英語のテストではなく、体力&集中力テストになりますね(-_-;)

 

4.図を見ながら答える

Part3と4では、設問と選択肢が印刷されていて、それを読んで答えるというスタイルはありましたが、ここに図が加えられます。

聞きながら図をみて読解し、選択肢も読むことが求められるのでこれも慣れが必要かもしれません。

次に、リーディングパートでの主な変更としては

1.穴埋めが単語ではなく1文を選ぶ
2.文書にテキストメッセージやチャットが出る
3.3つの関連する文書を読んで答える問題が出る

です。

1.穴埋めが単語ではなく1文を選ぶ

今までPart6や7で当てはまる単語を選ぶ問題はありましたが、新しいTOEICは文書にいくつか選べる場所があり該当の1文をどこに入れるのが適切かを選ぶタイプと、選択肢に4つの文章があり、文書の指定された場所に入れるべき適切な文章を選ぶタイプと2つあります。

これは、ハッキリ言って難解問題だと思います(T_T)

(だって、文書の流れをしっかり理解した上で、さらに選択肢は単語ではなく文章を読んで選ばなければならないんですもの。)

600点を目指すレベルであれば、完全に捨て問題ですね。

 

逆に高得点(800点以上)を目指すのであれば、これはしっかり取っていきたい問題になるでしょう。

2.文書にテキストメッセージやチャットが出る

今までの文書は、メール、手紙、社内文書、などでしたが、こちらもよりAuthenticということで、テキストメッセージやチャットが採用されるようです。

普段使っている携帯メールやラインなどの画面が英語になるというイメージでしょう。

ただ、これもチャット特有のFragments(文の一部)が出る可能性はあるので、英語でそういった表現を知らないとちょっぴり苦戦するかもしれないですね。

3.3つの関連する文書を読んで答える問題が出る

Part7では2文書を読んで答える問題がありましたが、これが3文書に増えます。

・・・と言っても全てが3文書になるわけではなく、問題数としては25問となっているのでおそらく2文書問題が2セット、3文書問題が3セット、各5問ずつ、で25問となるでしょう。

こちらも英文に読み慣れていないと、時間切れになる可能性大です。

言い換えれば、また600点未満は「捨て問題」としておくのが良いかもしれませんね。

と言うことで、まとめると

 

1.テーマがよりAuthentic(実際的)なコミュニケーション
2.全体の問題数と時間は変更なしだが、各パートで問題が減ったり増えたりする
3.リスニング:「言いよどみ」「短縮形」「3名での会話」などが出る
4.リーディング:「1文を選ぶもの」「チャットなどの文書」「3文書問題」などが出る


となります。

これらの新しい形式をカバーしているのが、2月18日発売のTOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編になります。

 

ETS(TOEICテストを作っている会社)が出している問題集ですので、かなり再現性は高いと言えるでしょう。

私も今までの公式問題集は全部持っていますが、「あれ?公式問題集にあったよね?」と錯覚するほど似ている問題が実際のテストで出たことが多々ありました。

また、リスニングのスピーカーさん達が本番と同じ人なので、何だか少し安心感があるのがメリットですよね。

 

ただ!なにせお高い。

 

2回分の模試(CDつき)としての値段としては・・・。

ですが、現在まだ新しい形式でテストが行われていない中、この公式問題集が唯一の対策問題集とも言えるかもしれませんね。

(だって、本物のTOEICテストを作っているETS自身がこの対策本を作っているんですもん・・・)

 

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(こっちのほうがアマゾンよりお得だったかな?)