以前の記事で、我が家の「英語子育ての指針」の1つである「リスニング貯金」について書きました。
この記事の中で「今、与えている英語は、必ず息子の中に蓄積していてそれはいつか本人が『英語を勉強したい、身につけたい!』と思ったときに役に立つものだと信じています。」と書きましたが、なぜそう思うようになったのかを今回はまとめてみたいと思います。
話は私がアメリカに留学していた頃にさかのぼります。
その頃、私にはお父さんの仕事の関係で小さい頃に家族でアフリカのコンゴに住んでいたという日本人の友人がいました。
その友人がコンゴにいたころは、英語、フランス語、コンゴ語、日本語を下記のように使いわけていたそうです。
フランス語:公用語
コンゴ語:現地語
日本語:家
でも、小学校のうちに日本に帰国をしてあっと言う間に日本語以外は忘れてしまったと言っていました。
ですが、アメリカに来てから英語のリスニングや発音にはあまり苦労をしなかったそうです。
さらにフランス語についても意味は分からなくても聞こえた通りに繰り返すことが今でもできるし、発音がいいとフランス人に誉められると言っていました。
また、大学で知り合った日本人の友人は、母親が洋楽好きで家でCDをよく聞いていたからか学校では英語のリスニングが得意で、アメリカに来てからも聞き取りではあまり苦労をしなかった、とこの友人も言っていました。(彼の発音もきれいだった覚えがあります)
ここに上げた例は、わずかな経験談であり、「幼少期に第二言語の音声にたくさん触れた場合、大人になってからもその言語を容易に聞きることができる。さらに発音も良い」と結論付けるには被験者の数が圧倒的にもちろん少ないです。
(オーストラリアの大学院にいた時、SLAの教授に「経験談というのは少数にすぎない、裏付けの数を集めて証明しなさい!」とよく言われていたことを思い出しました)
ですが、英語に触れている時間をある程度もっていた場合、のちに「それがマイナスになることはない」だろうと思っています。
(英語嫌いにならなければ、という前提はありますが・・・。気をつけないと!)
これがリスニング貯金は「いつか息子の役に立つ」だろうと信じている理由です。
ということで、現在、せっせと息子(3歳1ヶ月)のリスニング貯金をしています。