1週間前の日曜日になゆた浜北であったカナダに学ぶ多言語環境での子育てセミナー。
本当は、事前申し込みが必要だったようですが、チラシを見つけたのが締切日が過ぎてから!
ダメもとで当日、会場まで行ってみました。
私 「事前申し込みしてないんですけど・・・」
受付の方「あ、いいですよ。こちらにお名前を書いてください。」
と、すんなりと入れていただけました~♪
きっと東京とか大都市だとすでに席が埋まっていて入れなかったかもしれません。
(良かった、田舎在住で)
スピーカーのヴィルマ・レイモンドさんは、フィリピン出身の方で現在はカナダでファミリー・デイ・ケア・サービスやOEYC(オンタリオ・アーリー・イヤーズ・センター)の所長を務めていらっしゃるそうです。
オンタリオでは、暮らしている家族の50パーセントがアジア(インド、韓国、フィリピンなど)からの移民だそうで、レイモンドさんが所長をしているOEYCでも両親かどちらかの親がカナダ以外の国出身であるという子ども達を多く受け入れているそうです。
このセミナーは、英語を母語としない子どもを外国(ここではカナダ)でどう育てるか?ということなので私がしている英語子育て(母国で英語を身につける)とは少し環境が異なりますが、きっと色々なヒントがあるだろうとワクワクしてお話を聴きに行きました。
セミナーのAgenda(アジェンダ:内容)は以下のとおりです。
1.Your Child & Early Brain Development
(子どもと乳幼児期の脳の発達)
2.Nurturing Your Child in the Early Years
(幼少期の子育て)
3.Communication & Language Development
(コミュニケーションと言語の発達)
4.Supporting Children and Families in a Diverse Setting
(多様な環境で子どもと家族の支援をする)
感想としては、一言で言えばとっても面白かったです。
もちろん私がしている英語育児とは状況が違うので、自分に当てはまらないお話も多々ありましたが、言語習得という観点では参考になるお話も多かったです。
それからセミナーは英語で行われたので(通訳つき)、久しぶりに英語でレクチャーを聞けたことも楽しかったです♪
それでは、以下に自分自身の忘備録も兼ねて印象に残ったお話を書いておこうと思います。
・0から6歳の間に色んなことを経験させることが大事(脳回路を発達させる)
・言語としては、7歳までに学んだ言語は定着する傾向にある(成長過程でその言語に触れ続ける場合)
・複数の言語に触れている乳幼児が混乱することはない
・幼児期の脳の発達には、遺伝子と環境(育て方)の両方が大切である
・我慢強く子どものペースに合わせることが大事
・成長過程で多言語を話し、理解することはメリットがたくさんある
・1 Adult 1 Language(1人の大人、1言語)が基本だが、1 Room 1 Language(1部屋、1言語)でも良い *お風呂、ダイニングルーム、では◯◯語を話すと分ける
そして、セミナーのまとめで「多言語環境での子育てにおいて、保護者のための見解(アドバイス)」として子どもと一緒に歩む、一緒に話す、子どもの話を聞く、子どもと遊ぶ、子どもを褒める、などがあったのですが、最後にヴィルマさんがおっしゃった言葉がとても印象的でした。
Love your child. (あなたの子どもを愛してください)
そうですよね。
多言語環境での子育てであっても、日本での英語子育てであってもこれが一番大事ですよね。
しっかり心にとめておこうと思いました。